
脳性麻痺に対するAAC(拡大代替コミュニケーション)
脳性まひにおけるAAC(拡大代替コミュニケーション)の段階と関連リソース
研究がコミュニケーションスキルと生活の全体的な質を劇的に改善できることを示しているにもかかわらず、脳性麻痺の人々と仕事をする多くの専門家は、AACの利点を認識していない。Tobii Dynavox®は、脳性麻痺を持つ人々にAAC(拡大代替コミュニケーション)に関心のある専門家のサポートをいたします。各AAC導入の道のりを簡単に見てみましょう。関連するリソースを参考にしながら、順を追って説明していきます。
評価
初期の評価では、ユーザーがどのようにコミュニケーションをとっているか、また、どんなサポートが必要かを詳しく調べます。この評価は、AAC(拡大代替コミュニケーション)が必要かどうかを判断するための大切な情報 になります。脳性麻痺の方がAACを導入する際にスムーズに進められるよう、以下の無料リソースを用意しました。
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このニーズ評価は、AACの初期評価の一環として実施することができます。また、AACのツール や戦略を導入した後も、継続的な評価として活用できます。利用者の意見をできるだけ多く取 り入れながら、ケアチーム全体で協力して行うことで、より効果的な結果が得られます。
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脳性麻痺の子供はAAC(拡大代替コミュニケーション)をあまり早く始めるべきではないと聞いたことがあるかもしれません。逆に、AACを脳性麻痺の青年または成人で始めるのは遅すぎる。また重度の障害のある人には、拡大代替なコミュニケーションがうまくいかないという話も聞いたことさえあるかもしれません。実際、研究ではその逆が真実であることを示している。脳性まひのある方のAACに関する一般的な誤解を解消するため、事実とエビデンスに基づいて他者を啓発できる印刷可能なポスターを作成しました。無料リソースをダウンロードして使用して下さい。
推奨事項
この段階では、ユーザーのAACの必要性を文書化し、ニーズと目標に合致する適切なソリューションを決定します。これは、AACソリューションの処方箋を作成するための基礎として使用される場合があります。脳性麻痺のユーザーにAAC ソリューションを推奨する際に役立つリソースと情報を紹介します。
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Tobii Dynavoxは、脳性麻痺のユーザーをサポートするためのライトテックリソースを提供しています。
PCS®(ピクチャー・コミュニケーション・シンボル)コミュニケーション障がいのある人が自分を表現するのを助けるシンボルベースのビジュアルのライブラリー。
印刷可能なAAC(拡大代替コミュニケーション)
コミュニケーション、言語、リテラシーのスキルを育成するための印刷可能なライトテックAACコミュニケーションボードおよび/本
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Tobii Dynavox は、TD I-Series® やTD Pilot などのデバイスに加え、TD Snap® やTD Talk® のソフトウェアなど、脳性麻痺の患者をサポートするために、目的に応じたアシスティブ・コミュニケーションのソリューションを提供しています。
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Tobii Dynavoxのコミュニケーションデバイスを使用するユーザーは、自分に合った合成音声を選ぶことが出来ます。これには、 特定の言語 から言語内のアクセント、年齢や性別に似た声、子供や大人の声などさまざまなオプション を含むことができます。
公費
クライアントにAAC(拡大代替コミュニケーション)機器を使う ことをおすすめしたら、その費用をサポートするために、公的な 支援制度の利用を検討しましょう。そのためには、市区町村の福 祉課との連絡、および申請手続きのサポートが必要になる場合が あります。また、必要に応じてデモ機を用意することもあります。くわしくは、以下の情報を参考にしてください。
設定
当社のソリューション、コミュニケーションデバイスの使用方法に関する動画、ユーザーマニュアルなどをダウンロードして参照ください。(現時点では英語のみ)。
サポート
最後のステップでは、AAC(拡大代替コミュニケーション)を使う方のニーズの 変化に合わせて、デバイスを調整したり工夫したりすることが大切です。そうす ることで、その人が安心して長く使い続けられるようになります。詳しくは、以下の資料をご覧ください。